2年前の旅立ち(その2)

それは深夜の2時過ぎ・・・。


「はい、それでは解散!」
 

みたいな格好で深夜の那覇に放り出された感じだ。


実は沖縄へ上陸した最初の2日間は、那覇に泊まってのんびりしようと考えていた。

インターネットで安い宿泊先を調べ、一応予約は入れておいたのだが、なんせこの時間だ。

「遅くなりそうです」と電話は入れてあったが、果たして泊めてもらえるのか?

個人経営の小さい宿のようなので、心なしか不安であった。

その宿は、港から車で数分の街中にあった。


「さて・・・」


宿に到着し、こわごわと玄関の引き戸に手を当てる。

ガラガラガラ・・・。


「あ、開いた~!」Σ(T▽T;)


有難いことに、警備の人(だと思う)が起きていてくれたのだ。


「遅くなって申し訳ありません」


部屋のかぎを受け取って、とりあえず一安心。

ベッドに潜り込んだころには、すでに3時を過ぎていた。

長くフェリーで過ごしたせいか、まだ微妙に揺れている気がする。


「これからどんなことが起こるのだろう?」


そんな事を思いながら、いつの間にか眠りについた。



翌日は、那覇の街を徒歩で探検してみることにした。

宿の外に出てみると、どんよりと曇っている。


「これが沖縄の1月か、やっぱり暖かいな」


そう思いながら少し歩き出したところで、ふと気付いたことがあった。


「あれ?ここ来たことある」


過去、沖縄には1度だけ来たことがあった。

2003年、日本精神科看護学会の全国大会が沖縄で開催された時だ。

同僚が看護研究の発表をすることになり、研修という形で同行した。

つまり、唯一の来沖が仕事の一環だったのだ。

その時の観光は一切なし。

沖縄の白い砂浜や青い海を見ることすらなく、ホテルと会場の宜野湾市・沖縄コンベンションセンターをレンタカーで往復しただけだった。


「あ~、あの時に泊まったホテルだ」


偶然にも私の泊まった安宿は、その時に利用したパシフィックホテル沖縄のすぐ近くだった。

そして、やがて通うことになる「いまここ塾」や「水曜の会」の会場「てぃるる」はこのホテルのすぐ隣だ。

ちなみに、瞑想の伝授もこの「てぃるる」で受けている。

伝授後にみんなとお茶をしたのだが、なんとこのホテルの喫茶店だ。

まさか、数年後にこのホテルで阿部さんや瞑想の先生、伝授を受けた同期の仲間とコーヒーを飲むことになるなんて、誰が想像できただろう。



そのまま国際通りまで歩いて行ってみた。


「本当に沖縄まで来たんだな」


徐々に実感がわいてきた。

そのまま歩き続けていると、船旅の疲れが出たのか頭が痛くなってきた。

時間が経つにつれて、それはどんどんひどくなっていった。


「まいったな、我慢できないや」


三越の隣に薬局があったのでバファリンを買った。

沖縄に来て最初の買い物がバファリンだった。


「やれやれ、先が思いやられるな」


スターバックスでコーヒーと一緒にバファリンを流し込みながら、またそんな事を思っていた。

そのまんま、頭の痛い話である。





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                                つづく・・・トイイケド
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by imacoconut | 2010-01-14 22:35 | 沖縄移住物語


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